ROCKCLIMBING 011

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 春に再会した私が通うルートの岩場で、冬はボルダーをしていた若者が、チッピング問題で息が詰まるような雰囲気があったという。
せっかく登っても、それはチッピングの課題で・・・グレードはどうだ・・・とか言われるようだった。ボルダーは物騒な世界になってるんやな~と思いながら、そこのルートの岩場も高グレードが2本チッピングされている。他人事ではない。
 最新号のROCKCLIMBING を読む。冒頭に「チッピングのその先に」という室井登喜男氏の寄稿文が載っていた。御岳会議とうチッピング問題に出席した著名クライマーたちを代表して室井氏独自の意見を述べている。何年か前のロクスノに「アクセス問題を考える」という寄稿文を読んで本当に良い文章だと思った。アクセス問題に過度に敏感なり制約をしてしまうと、私たちが本来守らなければならない本質を失くしてしまう。という内容だったと思う。(その号が手元になく再度取り寄せ中)その文章を読んで、私は何かを感じた。この人はクライミングを、クライマーを深く愛しているのだなと思った。室井氏の知識があまりなくマットなしで登るストイックで登りは先鋭的なクライマーという私の印象とはちがい、寛容であり物事の本質を見抜くことのできる慧眼をもった人だと感じた。今回のチッピングについての寄稿文も然りである。
 御岳会議の著名クライマーの見解も掲載されている。ROCKCLIMBINGとは何か?チッピングという問題からクライミングの本来の意味を再確認させられ、個々人のクライミングに対する想いを浮き彫りにさせられる。室井氏の「自由を守り」という想いを重んじながら、私もチッピングに対する具体的対策など考えさせられた。
 チッピング問題以外に冒険に満ち溢れ、キラキラ輝くクライマーたちの投稿がある。じっくり読んでいこう。

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