世界の思想書50冊から身近な疑問を解決する方法を探してみた

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 北畑淳也著『世界の思想書50冊から身近な疑問を解決する方法を探してみた』
知り合いのお薦めで読んでみました。私たちの日常の人生の社会への疑問をタイトルの通り、50冊の書物を端的に解説しながら解決する。
前書きに著者が書いてることに共感した。「最近では「読書」というと、何か即効性のあるテクニックを知ることだとするトレンドがあります。・・・「成功者」になる人がすすめるテクニックや行動が、あなたの人生に当てはまるのでしょうか。そして百歩譲ってその通りにやれば成功できるとして、その人物とまったく同じ生活をする人生が楽しいのでしょうか。・・・自分の人生を自分らしく生きるためには、自ら思考し、選択し、判断する必要があります。」
 日本社会についての疑問も納得させられた章があった。同調圧力とは何か?ギュスターヴ・ル・ボン著『群集心理』という本から、集団に入ると個人はアホになる。
日本人はなぜ「空気」を読もうとするのか?山本七平『空気の研究』から日本が多神教国家であることが背景にあるという。
あの人賢いのにアホちゃう?と思う行動を解き明かす、スタンレー・ミルグラム著『服従の心理』人間は、権威が存在し、その権威を受け入れたときに、責任能力を失う。頭のいい人とはどういう人のことをいうのか?それはエドワード・Wサイード著『知識人とは何か』に書かれていて、著者の解説に頷いた。他にもニーチェやサルトルなどの書物も取り上げられている。
 一見、役に立たないように思う、哲学や思想、しかし人生を豊かにするために多くの思想に触れていたことを後悔することはない、と著者は語る。そしてその書物の内容を誰かと議論してほしい。と言っている。本について「対話」のできる他者に私は出会いたいものだと思った。
 

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